DTCとは
DTCとはダイアグノスティックトラブルコードの略語になります。
故障診断機(スキャンツール)をクルマに接続して、読みだした故障コード(エラーコード)の事をDTC(ダイアグトラブルコード)と呼びます。
もともとDTCとは、今まで各自動車メーカーで表記がバラバラだった故障コードをルール化して、共通化(国際規格コード)したものです。
共通コード
例1
➡P0171 O2センサー燃料系異常(リーン異常)B1
これは通称共通コードと言われるもので、頭文字がPの後に0…で始まる故障コードが共通コードとなり、どこの国の自動車メーカーでも、どのような車種でも共通コードであれば同じコードの故障内容になります。
例2
➡P0120 スロットルポジションセンサー(回路)
➡P0172 O2センサー燃料系異常(リッチ異常)B1
メーカー別コード
逆に、Pの後に1…で始まる故障コードは各メーカーで故障の内容が異なります。
これは自動車メーカー毎の専用コードと言われるものです。
➡マツダ P1103 エアフロセンサ系(電圧高い)
➡スバル P1103 AT トルクダウン入力1
➡アウディ P1103(17511) バンク1、センサー1、ヒータ回路:性能低過ぎ
このようにP1103という表示されたコードは同じですが、コードの内容は自動車メーカーで全て違います。
🌟各コードの頭文字の英数字にもそれぞれ意味が有ります。
このようにアルファベットで各システムの場所を振り分けています。
🌟アルファベット以降の数字にも意味があり、先ほど述べた数字の0は統一規格化された各メーカー共通のものです。
※数字のよる故障個所の識別
このようにDTCと言われる故障コードには意味がありますのでコード内容が分からなくてもある一定の不具合個所の識別は可能になります。
その他、各メーカーで上記に当てはまらないコードを使用している場合もあります。
上記のような通常のアルファベットと数字を掛け合わせた5桁のコード以外にも
ホンダが2桁の数字だったり
フォルクスワーゲンやアウディが5桁の数字を使用し、BMWが2桁や4桁の英数字を使用したりしています。
その他、最近の新しい車両には7桁のコードを使用している場合も御座います。
各メーカーのDTC検索は下記ページより検索が可能です。
🌟国産から欧州車まで対応 DTCトラブルコード検索